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こころの健康アラカルト
非定形型うつ病について(1)・・・ 典型的なうつ病と異なる症状に注意
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介護をめぐるうつ(1)

 大家族制が生きていた昔は、長男の嫁が義父母の面倒を見ていました。この頃は、お嫁さん以外の人手(小姑や成長した娘さん)が家族の中にあり、複数の手で介護ができたのですね。おまけに平均寿命も短いので、介護は数年で済みました。長男の嫁は、この人手を実質的に差配する権利を持っていて、効率的に介護ができたのです。

 今は違います。核家族化して若い人たちはさっさと独立し、舅(しゅうと)・婿と夫婦という家族構成の中では、介護の担い手は嫁ひとり。しかも平均寿命が延びて、10年、20年という長期に亘って介護に向き合わねばなりません。寝たきりから亡くなるまでの間が、非常に長い。認知症で身動きのままならない人の世話を一人でしていたら、大半の人が燃え尽きて、介護を放棄してしまう。たったひとりの介護は、「通常は耐えられないこと」と理解すべきです。愛情の問題ではありません。

 幸い、現在は介護保険のシステムが整備されてきましたので、早めに自治体の窓口に相談することをお薦めします。家族が必要としていても本人が利用を嫌がるケースが多いのですが、これについては、介護する方の気持ちを優先すべきです。介護する側の負担感を取り除いてあげないと、本人につらく当たってしまい、結果的に両者にとってこのましくない悪循環にはまるからです。まずは、家族が相談窓口に行きましょう。本人を説得するノウハウもあります。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 06/07/13

2006/07/21
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