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加齢に伴ううつ(2)

この記事は、こちらからの続きです。

 例えば「腰が痛くてね」という返事なら様子を見るということでしょうか。

 腰痛や頭痛、肩こり、背中の痛みというのは、うつ病の影の身体的症状の一つとして、よくあることです。こういう人たちの多くは、内科や整形外科などでたくさん薬を処方されても一向に改善されず、長く悩まされていることも少なくありません。怒りっぽい、愚痴っぽい、夜中に何度もトイレに起きるというものもあります。夜間のトイレはぐっすり眠れていない証拠であり、うつ病以外に不安障害も考えられます。

 加齢に伴う痛みもありますが、身体のあちこちが痛むというのは、軽いうつ病か、もしくは身体表現性障害のひとつに罹っている場合も多いです。抗うつ剤や抗不安剤で、症状のかなりを解消できることがあります。

 一人暮らしのお年寄りの場合は、家族や地域の人が定期的に訪問することが大切です。最近のお年よりはとても元気で、活動性が高い。お部屋の片付けはとてもきちんとなされています。その片づけが行き届いていない時や、口数が少なくなった、問いかけに対する反応が遅いなどと感じられる場合は、要注意です。周りの人がちょっと変だなと感じたときは、精神科への受診をお薦めします。対応が早いほど、症状が悪化せずにすみます。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

2007/01/12
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