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認知行動グループ療法通信No34 セッション9

 こんにちは。認知行動グループ療法アシスタントのYです。

 8回のセッションを通して、「思考記録表」についてお話をしてきましたが、9回目のセッションからは、若干視点を変えて「アクションプラン」のお話しに入っています。「思考記録表」は「考え方を見直して、気分を楽にする」道具ですが、「アクションプラン」は、「行動を見直すことで、気分を楽にする」ための道具です。

例えば、「掃除ができなくて、部屋が散らかり、ゆううつ」に感じているとします。「思考記録表」を使って、「療養中なのだから、ある程度仕方ない」と考え方を変えることもできます。しかし、より直接的に、「掃除をして、部屋をきれいにする」ことができれば、当たり前ですが、ゆううつではなくなるでしょう。「アクションプラン」では、「掃除をして、部屋をきれいにするための方法や工夫を考える」のです。「実際に行動することで困っている状況を改善し、気分を良くする」ための道具が、「アクションプラン」というわけです。

 では、具体的にどのようにしていくのでしょうか。ハートクリニックの認知行動療法では、以下のような手順で、困っている状況を改善するための行動(方法)を考え、実行していきます。

(1) 問題をはっきりさせる
 できるだけ具体的に、自分がどのように困っているのかを記述します。自分自身の行動で変化が期待できる問題、つまり自分自身の問題を挙げることがポイントです。

(2) 考え方を整える
上の問題に対して、おおまかな解決の方向性を考えます。「どのように考えたら、どのようにできたら良い方向にもっていけそうか?」を考えてみてください。

(3) 解決方法を考える(アクションプラン)
解決の方向性に沿って、具体的な行動を挙げてみます。ポイントは、いっきに解決しようとしないことです。具体的に現在の自分でできる範囲の行動を考えてみてください。

 9回目のセッションでは、この(1)から(3)までを考えていただきます。「アクションプラン」には続きがあり、その項目については10回目のセッションで考えていきます。

2007/01/23
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