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家族のうつに巻き込まれないために(1)

家族のうつ病にはどう対応すればいいでしょうか。

 うつ病を患っている家族がいても、他の家族に憂鬱が伝染するようなことはありませんが、周囲が過剰に反応し、疲れきってしまうということはよくあります。本人とのやりとりに苛立ったり、先のことを考え暗澹たる気持ちになったり・・・。病人への適切な対応が分からないため、家族に混乱が生じるのです。

 それではどのようにすれば? 他の家族は、通常の規則的な生活を続けていくこと、これがとても重要です。「うつ」の場合、風邪などのように1〜2週間頑張ればよくなるということではありません。長期戦になりますから、病人の生活を優先していると、家族の気持ちは続かなくなります。周囲の家族が疲れてくると、病気を抱えた本人の要求が、理不尽でわがままなものに思えてきて、本人につらくあたって関係が悪くなり、病気も悪化してしまうという悪循環に陥ってしまいます。

 家族が余裕をもって病気を抱えた人を支えていくことが大切です。誕生日会や法事など家庭の行事は普段通り行いましょう。本人が参加するしないに関わらず、です。そして、本人に参加を無理強いしないことも大切です。緊張を要求する場に連れて行く必要はありません。本人の気持ちを優先してあげてください。

この記事はこちらに続きます。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

2007/07/12
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