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未曾有の体験による「こころ」への影響

大地震など大きな災害によって、どのような「こころ」の病が発症する恐れがあるのでしょうか?

 最近では、7月に起こった新潟県中越沖地震など、非常に大きな地震や水害、テロによる事件など未曾有の体験があった時に、その直後から体の調子が悪くなるケースがあります。

 不眠や不安、食欲の落ち込み、頭痛、めまい、冷や汗など様々な症状のいくつかを呈したものを「急性ストレス障害」と診断します。

 引越し、昇進や降格、失業やリストラなどがきっかけで、気分の落ち込みが二週間以上続くストレス関連疾患のうつ病とはまた違った「こころ」の病です。

 それではどのような方が「急性ストレス障害」になりやすいのでしょうか?

 もともと不安になりやすい方が発症しやすいと考えてよいと思います。ごく軽い不安障害やパニック障害があった、めまいやたちくらみが時々ある、お腹の調子が悪くなりがちなど自律神経症状があるような方が大きなストレスにみまわれるともっと激しい症状を呈することが多いということがあります。

 おおむね80%の人が6ヶ月以内に自然とよくなりますが、20%の人が慢性化します。慢性化させないためには初期に治療を受けることが重要です。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

2007/09/04
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