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パニック障害(3)

 この記事はこちらからの続きです。

 前回はパニック障害の発作のパターン、症状についてお話しました。今回は治療についてお話しましょう。

 抗うつ薬、抗不安薬そして行動療法の組み合わせで、95%以上の人がよくなります。ただし、治療する時期を逸しないことが重要です。パニック発作というのは、神経細胞間の伝達がうまくいかないために起こるものですが、異常な信号が長く送られ続けると、神経細胞そのものが異常をきたしてしまうからです。

 なお、医療機関では、パニック発作が身体疾患によって起きたものであるかないかの検査をします。甲状腺機能障害、胆石、心房細動からパニック発作のような症状が出ることもあるからです。血液検査、心電図検査はとても大事なことで、身体疾患によるものでないとなった後、治療が始まります。

 治療期間はというと、初期発作から発作がおさまるまでに1年から1年半かかり、その後2年くらい必要でしょう。小学校低学年の子どもの場合などは、薬がよく効き、成長期で正常な経路が発達しやすく、半年くらいで治ってしまうこともあります。

 「パニック発作かな」と思ったら、心療内科や神経内科の受診がベストで、身体疾患のチェックも重要なのです。ほとんどの人がすっかりよくなるというのは心強いことではないでしょうか。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

2008/02/22
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