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「こころ」と「からだ」の病の関係について

「なんとなくやる気が出ない」「気分が憂鬱」と感じると、体の病気以外に「こころ」の病を疑ってしまうことも。「こころ」の病と「からだ」の病気の区別が付き難い病気はあるのでしょうか。

 例えば、心臓の病気で動悸やめまいが起こる「僧帽弁逸脱症」「胆石症」などがパニック障害と誤診されることがあります。また、糖尿病や心臓病の20〜30%の人がうつ病を合併するなど、体の病気にかかると様々な「こころ」の病と結びつくことが知られています。

 「がんノイローゼ」も良く知られている病の一つで、がんにかかった50%の人は適応障害、うつ病、不安障害にかかると言われています。がんと宣告されれば、ひどく落ち込むのは当然と思われがちですが、病気の影に隠れているうつ病を見落としてしまうと、治療の拒絶や最悪自殺をしてしまうケースもあります。

 治療法は、体の病気と「こころ」の病の同時進行によって進めます。心の状態が変わると免疫が活性化することは知られています。合併している不安障害や適応障害などを治療することでがんの改善率も高くなる可能性があります。まさに「病は気」からです。

ハートクリニック院長 浅井逸郎

2008/03/28
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