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子どもの五月病に注意風薫る五月は、生命力あふれる季節の始まりです。進学、進級で環境が変わって約一カ月、そろそろ新しい生活に慣れてきたころ。でも何だかいつもの元気が出ないのは、五月病のせい? そもそも五月病とはどんな病気なのでしょうか。実は、五月病は医学用語ではありません。地方から出てきた大学生が、希薄な人間関係の中、五月の大型連休明けごろから気力を失い、学校を休みがちになることを指すようです。 五月病は小中学校にもあります。難しくなった勉強についていけず、不安を抱える子が多い。女子生徒の中には、新しいグループに入れず、のけ者にされたとショックを受ける子もいます。その結果、連休明けに学校へ行きたがらなくなることもあります。 本年度、6年生を受け持つ千葉県浦安市立南小の塩崎先生は「高学年は特に、周囲に気を遣いすぎて疲れています」と最近の小学生の事情を説明しています。 「目立っていないか、暗すぎはしないか」とクラスでの自分の立場に神経を使い、「いい子で、勉強もできなければいけない」と親にも気を使う。その疲れが連休にどっとでるのでは」と塩崎先生は分析します。 背景には、地域のコミュニティーがあまり機能せず、子ども同士の横のつながりも少なくなっていることがあります。また、両親とも共働きで忙しい家庭も多く、子どもが悩んでいても相談相手がいないのです。 教師歴二十八年の塩崎先生は、新学期には、分かる授業よりも面白い授業を心がけるとのこと。子供同士で相談し合うような場面も多く設け、仲間作りの手助けをするそうです。 子どもの五月病には、どうしたら気付くことができるのでしょう。学校でうまくいっていないと、家で機嫌が悪くなる。朝なかなか起きてこない、元気がない、学校へ行くときに頭痛、腹痛など体の不調を訴えたりするのも症状といえます。 では、家庭ではどう対応すればいいのかというと、習い事など、学校以外の人の輪がたくさんあると良いです。親は参観日などにできるだけ出かけて、学校の様子を把握して。新学期の初めのころは子どもは不安なので、親は「勉強についていけ」と説教するよりも、話をよく聞いて、心細さを解消してほしいものです。 ハートクリニック院長 浅井逸郎 2008/07/04
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