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今回は初めて家族教室に参加される方が多かったためか、非常に緊張されている様子がうかがわれましたので、まず、スタッフが自己紹介を行い、グループの進めかたや、「対応に困っていること」をこうしたグループでディスカッションすることの意義、を説明致しました。そして、ご家族の方にも順番に自己紹介(お名前・患者さまの様子等)をして頂きました。
ご家族の方のお話から、日々、患者さまと接している中で、様々なご苦労があるのだ、ということと同時に、すでにご家族なりに対処を考えて、心の病気からの回復には、比較的長い時間がかかるのだから、ゆとりを持つことが大切、という意見が少なからずあがったことが、大変印象深く感じられました。
その後、簡単にではありましたが、実際に「対応に困っていること」「参加されている皆さんの意見を聞いてみたいこと」などについて、テーマを挙げて頂き、ディスカッションをすることにしました。
遠慮や緊張がおありだったのでしょう。なかなかすぐにはテーマが出ませんでしたが、徐々に「(患者さまに)自分の身の回りのことを色々やってもらいたいが、どのようなタイミングで声をかけたらいいのか?」「その際に(患者さまが)やりたくないと言ったら、どこまで強制して良いのか?」「(患者さまの)きょうだい関係をうまくやっていくには?」などのテーマが出されました。皆さん、それぞれの立場から、色々な意見やアイディア、体験をお話しされました。そうした中で、スタッフが感じたことは、次のようなことでした。例えば、普段、ついつい患者さまの「できていない点」に目がいきがちになるけれども、お話が進んでいく中で、「出来ている点も多いのではないか」という意見が出てきたり、患者さま自身は「やりたくても(症状や薬の副作用のため)出来ないのでは?」との意見、実は「やりたいというサインを出しているのではないか」という意見が出てきたり、また、「きょうだい関係をうまくいかせるには、とにかく、病気への理解。時間はかかるが、必ず、わかってくれるのでは」など、少しずつ患者さまや問題に対する見方が(否定的ではなく)肯定的になってきているということです。
また、「自分と同じようなことに悩み、そして、乗り越えられた方がいる」との、心強い思いを持たれた方も多くいらっしゃったようです。
ご家族がいちばん、患者さまと接する時間が長く、実は患者さまの「良い面」「できている点」をよくわかっていらっしゃるのだと思います。しかし、病気との長い付き合いの中では、ついつい患者さまの「病気」に巻き込まれてしまい、そうした点を見落としがちになってしまうのも仕方のないことだと思います。限られた時間ではありますが、話し合うことによって、ご家族自身が少しでも元気になり、前に進んでいくことができれば、と思います。また、グループディスカッション担当スタッフとしても、その点をお手伝いしていければ、と考えております。ぜひ、この場をご活用下さい!!
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