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では、デイケアに参加することで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。
セミナーでは、9つのメリットが紹介されましたので列挙して、解説を加えてみたいと思います。
(1)外に出るきっかけとなること
病気のために家に閉じこもりがちとなっている方にとっては、日中、行くところがあるということは、生活のメリハリや、社会との接点を持つという点で意味があります。
(2)色々な人と出会えること
デイケアを利用することによって、医療スタッフだけでなく、他メンバーなど、様々な人と自然な形での交流がもてます。また、他者と悩みを共有することができます。デイケアの優れた機能として、メンバー同士の支え合いを体験できる、という点があります。
(3)様々なプログラムに参加出来ること
何らかの活動を行うことにより、達成感や喜びを感じたり、他者との共同作業を通じて、交流を促進することができます。
(4)自由に過ごせる場があること
デイケアが「安全基地」の機能を果たし、たとえストレス状況に陥っても、デイケアを利用することで、一時的に退避することができます。
(5)スタッフに相談できること
悩みや心配ごとを、様々な専門的背景をもったスタッフにじっくりと相談できます。
(6)医療機関スタッフの目が届いているということ
スタッフは、メンバーと生活時間の一部を共にすることになりますが、再発・発症が起こった際に、迅速に主治医と連携が取れます。
(7)食事を提供すること
きまった時間に食事をとることができます。家族の団欒のような、暖かい雰囲気の中で食事する、という機会をもてます。
(8)目標を持てるということ
社会の縮図ともいえるデイケアの中で、目標をもって活動することができます。そして、身近な目標の達成を数々経験することが、社会への一歩を踏み出しやすくします。
(9)他の機関や同じ機関の中のサポートとの連携
デイケア以外のサポートを組み合わせ、情報交換など、連携をとることで、より包括的にメンバーをサポートすることができます。
こうした点を見てくると、デイケアの最大の意義とは、利用者が外の社会へ一歩を踏み出す前に、“サポートを受けられる”という保障のもとに、人間関係を練習できることである、といえそうです。 |