「PTSDとはどんな障害なのですか?」こんな質問を受けました。
PTSDとは、地震等の天災、戦争の極限状態で未曾有宇の体験をし、心におきる異変のことで、時期を経てフラッシュバックが起きます。フラッシュバックは単に出来事を思い出すのではなく、その時の心理的な反応がそのまま再現されてしまいます。戦場で爆撃を受け戦友の足が吹っ飛んだ状況が蘇ってしまったり、砲弾の音が実際聞こえて叫んでしまうのです。このフラッシュバックに伴い、悪夢・不眠・不安・抑うつ状態が現れる状態をPTSD(心的外傷後ストレス障害)と言います。
戦争のない日本ではどうでしょう。大地震被災や、ひどいいじめを受けた場合等です。フラッシュバックが続いている時期は、身動きがとれず通常の生活は無理です。PTSDと確定診断がつく人は、つらい体験を普段語ることは、あまりありません。
では、治療はどうかというと、治療は非常に困難で、現段階では確立した薬物療法はなく、心理療法を利用せざるをえない状況です。
PTSDは比較的新しい言葉で、非常に広い範囲で使われいますが、「何事も親のせい。不公平に育てられた」といった類では、PTSDにはなりません。自己申告者の多くは、本当のPTSDではありません。が、境界性人格障害や軽いうつ病、不安障害を併せもっている場合もありますから、そちらの病気の治療とカウンセリングを通して生活を正していくことができます。 |