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Updated:2008/01/11
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こころの健康アラカルト No.301〜310

[No.291〜300] [No0301〜310] [No.311〜320]
No. タイトル DATE
No.310 重荷を下ろしてハッピーライフ 08/01/10
No.309 心療内科を知っていますか 08/01/04
No.308 パニック障害(2) 08/01/04
No.307 今年こそ弱い自分と「さよなら」したい 08/01/01
No.306 リタイア後の生活について(1) 07/12/27
No.305 人に依存しすぎてはいませんか 07/12/20
No.304 正月にあなたの実家に帰省するのがいやだ・・・・ 07/12/20
No.303 独身の息子のことで相談します。 07/12/13
No.302 月経前のイライラ・不調で辛い思いをしていませんか 07/12/13
No.301 発達障害と心の病気・・・対人関係のストレスは悪循環 07/12/12

No.310 重荷を下ろしてハッピーライフ

 新年おめでとうございます。 心安らかな一年であるようお祈りします。

 そうはいっても、誰でも病気になることはありますね。体調が悪いのに内科で「何でもない」と言われた方は心の病気も考えましょう。

 心療内科に行くと「精神病」というレッテルを貼られ、会社や親類に疎んじられると恐れている方がいらっしゃるようですが、日々、患者さんに接していると、全く逆の感じを抱きます。

 心の病気というのは、脳や神経の一部の回路に変調を来たしているだけのことがほとんど。そのために仕事ができなくなったり、イライラしたり、気分が沈んだりしているのです。治療で症状が消えれば本来の能力が発揮できるようになります。重荷が取れた患者さんは生活が向上してハッピーになっていますよ。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/01/10
No.309 心療内科を知っていますか

 「心療内科とはどんな所だろう、何か特殊なことをする所なのでは?」と思ってはいませんか。

 しかし、疲れが取れない、落ち込んでしまう、不安や悲しみが強かったり何事にも興味が持てないなど日常で良く感じることが心療内科の対象になります。 また、眠れない、眠りが浅い、食欲がない、何を食べてもおいしいと感じないなどの生理的な症状も心の病気と関係することが多いものです。

 肩こりや頭痛に悩んで検査をしても異常がなく、体質だから仕方がないわと我慢したり諦めてしまっている方でも、心の病気のため体に症状が現れてしまうこともあります。

 以前は人に知られたくないという人が多かったのですが、今は心の病気に関する情報も増え自ら受信に訪れる人が多く、「もしかしたら」と気付いた家族と一緒に来院するケースもあります。また、子供が学校に行きたくない、友達や先生とうまくいかないなど学校生活の悩みや、自閉症などで受診する方も増えています。

 軽い症状でも我慢していると日常背活が快適でなくなったり、治療時期を逃してしまうかもしれません。早い改善のためにも、一度専門医を受診してみてはいかがでしょうか。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/01/04
No.308 パニック障害(2)

 この記事はこちらからの続きです。

 前回、パニック障害とは、その症状・原因などを解説しましたが、今回は発作のパターンについてお話します。

 呼吸循環器系、消化器系、泌尿器系の3つのパターンがあります。呼吸循環器系では、突然激しい動悸におそわれ息苦しくなるもの。このケースは、「パニック障害かな」と自己診断をされて精神神経科に来られる人もいます。 消化器系では、突然トイレに行きたくなる、気持ちが悪くなる、めまいなどです。内科に行き、過敏性胃腸症候群や精神安定などの投薬を受けてしまい、症状が中々改善されないという人も少なくありません。 泌尿器系は、頻尿や下腹が張るなどの症状ですね。こちらも、薬の処方が違ってしまうことがあります。違った投薬を受けてしまうと、パニック障害の症状が非常に悪化し病気も治りにくくなり、要注意です。

 症状が悪化するというのは、発作の場が当初限定されていたのが、次第にどこでも起きるようになる。そうすると、本人の不安感は増します。学校や会社、地域の行事に行かれなくなる。外出恐怖に陥り、気分は落ち込みますから、二次性の抑うつ状態が出現するようになります。社会的不利益を被る人が少なくありません。また、初期の発作から長期間を過ぎると、薬が効きにくくなります。ですから心療内科や神経内科で、早い段階の診断を受けることがベストです。

この記事はこちらに続きます。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/01/04
No.307 今年こそ弱い自分と「さよなら」したい

 元旦を迎えるたび、「今年こそ弱い自分とさよならしたい」と決意しますが、すぐだめになります。どうすれば、生き生きと過ごせるでしょうか。

 生き生きした自分になるには、「私って元気な人なんだ」というイメージを持つことが大切。まず次のことを実践してみてはいかがでしょう。

 (1)朝起きたら、鏡にニッコリと笑いかける。

 (2)目標を立てて紙に書き出す。

 (3)毎日、とにかく5分間笑ってみる。

 (4)散歩を習慣づける。

 笑いには免疫力を高める作用があります。鏡の自分に笑いかけると「元気」のイメージが身体の各機能を活性化して、本当に元気になってきます。

 散歩は脳内の快感物質を増やし軽いうつ状態を克服する力がありますし、目標を書き出すと目的に向かって脳が自然と自分を引っ張って行ってくれるということがあります。

 考えてみると、初詣や福笑い、書初め等の新年行事に全部含まれていることですね。元旦こそ活力への源、生き生き生活の第一歩です。

 でもどうしても辛い時は無理せず専門医を訪ねて下さいね。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/01/01
No.306 リタイア後の生活について(1)

 これから退職を迎える方が多くなってきますが、充実したセカンドライフをおくるために夫婦で心がけることはどんなことでしょうか?

 会社一辺倒だった旦那さんがようやく仕事から解放されて、「これから一緒に家庭を築いていくんだ」「二人で楽しいセカンドライフを過ごしましょう」というような期待を抱いて、旦那さんのリタイアを迎えるご夫婦は少なくありません。しかし、現実的にはなかなかうまくいかないケースが多いようです。

 原因としては、それまで旦那さんがいらした「会社」という組織の中での習慣や態度と奥様が生活されてきた「家庭」ではかなり性質が違っている場合はあるからです。 特に、退職直前には会社のなかでも地位が高くなっている人が多く、そんな人ほど家庭とのギャップが大きくなるようです。

 例えば重役クラスの人では秘書が身の回りのことをやってくれ、言葉遣いもほとんどが命令口調、資料整理を自分でやることもあまりありません。「お茶をだせ」「飯の用意をしろ」「部屋が汚れている」などかなり横柄な態度で奥様に指示を出しますが、仕事をしていた頃はまだしも、奥様にしてみればリタイア後は旦那さんも同じ立場にいると認識していることも多く、トラブルを生じる場合もあります。

次回はどのように対処すれば良いのかお話します。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 07/12/27
No.305 人に依存しすぎてはいませんか

 誰かと一緒にいないと不安で仕方がない、心の中に空虚感や不安があり夜になると寂しくて常に一人ではいられないということはありませんか。またDVのように夫から暴力を振るわれたりしても逃げ出せず、「この人がいないと駄目」と殴られることに依存してしまっている状況になってはいませんか。

 このように人に依存してしまう場合、不安障害や境界性パーソナリティー障害などという心の病気が原因の可能性があります。 後者では、普段から気分的に不安で、時にはうつ病の人よりもひどく落ち込んだり、ささいなことでも怒ったり、心にぽっかりと穴があいたようになり自分がどういった人間なのかと悩んでいたりする場合があります。なかには自殺を口走ったり、自傷行為に及んでしまう方も少なくありません。

 また、いけないと分かっていながらも、寂しくて夫の会社に電話をしてくるようになったり、家事ができなくなったりと、これまでとは違う変化が現れるケースもあるそうです。

 依存の原因には、心の病気のほかにも経済的に自立が難しく相手と離れられない場合などさまざまな要因があります。専門科を受診し、背景にある要因を見極めて対処する事が重要です。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 07/12/20
No.304 正月にあなたの実家に帰省するのがいやだ・・・・

 「12月に入り妻に元気がなく、訳を聞いても『何でもない』というばかり。気になって問い正したら、何と『正月にあなたの実家へ帰省するのが嫌だ、一人残る』と泣き出しました。こんなの初めてです。妻はどうしてしまったのでしょうか。」こんな相談を受けました。

 この正月休み、懐かしい故郷へ帰省するというご家族も多いことでしょう。一家団欒、和気あいあいと楽しいイメージばかりに彩られがちなこの国民行事ですが、例えばそれがご主人の実家であれば、実は普段以上に奥さんの気苦労や家事の負担が増える、とういうケースが少なくないのです。そして何より注意が必要なのは、そのことを気に病む余り、帰省の時期が近づくに連れて知らず知らずのうちにうつ状態になってしまっていた、という場合です。

 奥さんは夜ちゃんと眠れているようですか。話しかけても反応がうわの空、ということはないでしょうか。家事にしろ趣味にしろ、今までできていたことができなくなってしまった、ということはありませんか。これらに気になる点があれば、「こころ」の病気を疑う必要があります。とりあえず今回は、奥さんの帰省は見合わせてあげて下さい。一人でリラックスしてのんびり過ごせば、自然に回復することもあります。それでも気持ちが晴れないというのであれば、早めに専門医を受診することが必要です。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 07/12/20
No.303 独身の息子のことで相談します。

 「独身の息子のことで相談します。 息子はとても真面目で勉強もできるほうでしたが、大学卒業後、何度も職を変えて落ち着きません。仕事の大きなミスもなく、辞める理由もはっきりしません。何か『こころ』のい問題を抱えているのでしょうか。」こんな相談がありました。

 終身雇用の時代を生きて来られたご相談者から見ると、息子さんの生活の不安定さも職を定めないその考え方もご心配のことと思います。とはいえ社会の仕組みが様々な変革を迎えている現代では、転職それ自体をマイナスに捕らえることも少なくなっているようです。 例えば発展著しいIT産業では、転職によるキャリアアップはいまや当然ですし、自分の適職は何か、積極的に見極めようと仕事を変える若者も少なくありません。 息子さんもしっかりした考えがあっての行動かもしれず、その場合はむしろ温かく見守ってあげるべきでしょう。  問題は次のような場合。

 例えば、指示を与えられれば何とか仕事をこなすが、自分の判断だと動けなくなる。やる気がなく休み勝ちになり結局会社を辞めてしまう。反対に、「こんな会社やってられるか」と攻撃的に退職を繰り返す等々は「こころ」の病気が疑われます。その多くは見極めが難しく、専門医の診断は不可欠です。本人が受診したがらないときは、まず周囲の人が相談に来られるのも良いでしょう。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 07/12/13
No.302 月経前のイライラ・不調で辛い思いをしていませんか

 月経中の痛みや辛さで、その度に憂うつさを感じている人も多いのではないでしょうか。また、それに加えて月経前にイライラしたり怒りっぽくなってしまうことはありませんか。これは「月経前緊張症」と呼ばれ、少しのことでもイライラしてご主人や子供に当り散らしてしまったり、気分が落ち込んだり、不安や緊張が強くなってしまうことがあるようです。 中には何も手につかなくなってしまったり、動けなくなり寝込んでしまう人もいます。

 こうした状況に普段から何をするにもつまらない、疲れやすい、だるい、眠いという症状が見られる場合は、軽いうつ病や気分偏重症、そううつ病、気分循環症などの心の病気が合併している可能性もあります。

 「月経前はそういうものだから仕方がないわ」と諦めていたり、我慢して過ごしている人も多いと言われています。月経前緊張症で辛い1週間を過ごし、月経が始まってまた1週間生理痛に悩まされると月の半分近くは快適に過ごせなかったり、日常生活に支障をきたしてしまうこともあるかもしれません。

 月経と長くうまく付き合っていくためにも、諦めずになるべく早く専門科を受診することをお勧めします。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 07/12/13
No.301 発達障害と心の病気・・・対人関係のストレスは悪循環

 人のしぐさや場の雰囲気が理解できず、いつも浮いた存在になってしまう・・・。

 症状が顕著な場合、自閉症の一種とされる高機能自閉症やアスペルガー症候群の可能性が考えられます。 これらは、発達障害によるものです。知的障害はほとんどなく、会話も普通にできるので、障害がないように見られることが多いもの。 しかし、人の心を推測できずストレスが重なり、不安障害などの合併症を引き起こす可能性が高くなります。合併症の症状を治療することも必要です。

 発達障害以外にも対人関係のストレスが悪影響を及ぼす心的症状はあるのでしょうか。 どの心の病気でもストレスは悪影響を及ぼすことがあります。社会にうまく適応できない適応障害を例に挙げると、専門医では、治療にストレスマネジメントプログラムを取り入れることがあります。これは、ストレスを受ける場面をシミュレーションしながら対処法を身に付けるものです。さまざまな方法でコミュニケーション能力を磨きます。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 07/12/08
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