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Updated:2008/03/20
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こころの健康アラカルト No.331〜340

[No.321〜330] [No0331〜340] [No.341〜350]
No. タイトル DATE
No.340 マタニティーブルー・・・手助けを頼んで健康的に子育てを 08/02/09
No.339 理由はないけど明日が不安です 08/03/13
No.338 円形脱毛症で悩んではいませんか 08/13/13
No.337 社会不安障害(1)・・・上がり症って何? 08/03/13
No.336 MITにKYがいっぱい 08/03/07
No.335 春のウキウキ気分がとても辛いのです。 08/03/06
No.334 お腹の痛みや吐き気に悩まされていませんか 08/03/06
No.333 花粉症と「こころ」の病 08/02/28
No.332 いつも不安や心配を抱えてはいませんか 08/02/28
No.331 身体がズキズキ、なのに診断は「異常なし」? 08/02/28

No.340 マタニティーブルー・・・手助けを頼んで健康的に子育てを

 出産、病院から退院後マタニティーブルーにる要素は何でしょうか。

 ホルモンバランスのほか、なれない育児や、周りの理解不足などのストレスなどによります。また、出生半年程度の乳児は夜泣きが多く、睡眠不足で神経が衰弱することもあります。

 対策は? 育児を一人でこなそうとせず、人に育児の手助けを頼むことも考えてください。夫に多くのことを要求しても、20〜30代の働き盛りが多く、難しいことがほとんど。可能なら、気を使わずに育児経験もある実母に頼むのが良いでしょう。

 頼む人がいない場合は、託児所を使うのも一つの方法です。費用は掛かりますが、心も体も健康に子育てができると考えれば、高い値段ではないと思います。週に1度は、これらに育児を頼んで十分な睡眠を取ったり、気分転換に出掛けたり、自由な時間を持つのも大切です。出産を控えているなら、頼めるところを見つけておくと心強いですね。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/02/09
No.339 理由はないけど明日が不安です

 「漠然と、将来に不安を感じます。私の周りできっと良くない事が起こる・・・理由はありませんが、そんなふうにマイナスに考えてしまうこともあります。」こんな相談を受けました。

 例えば自分や家族が重い病気になってしまった、受験に失敗してしまった・・・こんな逆境による不安は、どなたにも訪れるもの。良い事も良くない事も起こる人生で、その事実をどう受け止めるかは、実はその後の成功度合いに大きく関係するものなのです。「大丈夫上手くいく」と信じて行動すれば8割の確率で上手くいき「きっと駄目」と思い込んだらやはり8割の確率で駄目になるという研究結果があります。プラス思考で物事を捉える習慣をぜひ身に付けたいですね。

 そこでご相談のケースですが、順風満帆で特にに原因もないのに漠然と不安を感じています。これはうつ病等の「こころ」病気が疑われます。きっと良くない事が起こるという気持ちの囚われには、不安障害等も考えられます。この場合は捉え方の問題ではなくて治療の対象。早めに専門医にご相談下さいね。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/03/13
No.338 円形脱毛症で悩んではいませんか

 ある日突然、鏡を見て円形脱毛症を見つけたり、家族や知人に指摘され、円形脱毛症に気付いたことはありませんか。仕方なく髪型でごまかしたり、スキンヘッドにしてしまう人もいるのではないでしょうか。また、皮膚科に足を運ぶ人も多いかと思います。

 円形脱毛症は、ストレス関連疾患と呼ばれニキビの次に多く、心の病気がストレス源になっていることもあるようです。円形脱毛症以外に、夜眠れない、しびれやドキドキ感、気が滅入ったり、食欲がないなど体に変調をともなう場合は心の病気の可能性があるかもしれません。適応障害やうつ病、不安障害、統合失調症などさまざまな心の病気が原因にあげられ、増毛剤だけでは改善が難しいそうです。また、少し改善されても再びストレス源に触れると再発してしまったり、ストレスが原因でできてしまった円形脱毛症により、さらにストレスが発生してしまう悪循環を起こしてしまうこともあります。

 統合失調症を煩ったサラリーマンが心の病気を改善することにより、ストレスが小さくなり3年ほどで改善した例もあります。外見が気になるのはもちろん、心の健康を取り戻すためにも一度専門科を受診してはいかがでしょうか。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/03/13
No.337 社会不安障害(1)・・・上がり症って何?

 上がり症は治せるというTV番組があったようです。 そもそも「上がり症」という病気はなく、社会不安障害という病気の症状のことがあるといえます。

 人前でプレゼンテーションをする、演奏をするような場面で、ドキドキして声が震えたり、上気して顔が赤らんだりすることは、誰にでもあることです。

 社会不安障害というのは、これらをはるかに越えた状態です。例えば、生徒がクラスで朗読をしなければならなくなったとき、会社員であれば皆の前に立ちプレゼンテーションを始めたところ、声が上ずってつっかかり気味になる。そして頭の中が真っ白になり、自分が何をしているのか分からなくなってしまったとか、手が震え、胸がドキドキして呼吸が苦しくなった、冷や汗が出たなどの症状になる。こうした経験の後、再び同様のことをしなければならなくなった時に、「どうしよう、またあんな風になってしまうのではないか」という心配が非常に高まり、同様の場面を極力避けようとするようになってしまう。強い不安とそれに伴う自律神経症状、予期不安・回避行動、この3点が揃ったケースを社会不安障害といいます。

 ですから、声が上ずってもとりあえずは一通りできた、そしてある達成感をもって次回にも意欲的に取り組もうという姿勢が取れるのなら、これは問題ありません。単にシャイな人ということです。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/03/13
No.336 MITにKYがいっぱい

 女子高生言葉のKY(空気よめない)な人は、場の雰囲気がよめずにとんちんかんな発言をしたり、気まずくなるようなことを言ったりで、嫌われ者。自分がこうと思ったことに突っ走るKYさんは、周囲の人と思考回路が違うのでなかなか理解されず摩擦が起きやすいですね。でも、皆が思いつかない新しい物を作りだす核になっていくと思います。

 米国のエリート校MIT(マサチューセッツ工科大学)などではいわゆるKYがいっぱいです。アメリカ人は自己主張が強いですが、日本で尊重されるのは同調できる人。協調性に富み、客観的にものを見られるタイプですね。そういう人のほうが本人も生きやすいですが、独創性も大切。それぞれを適材適所に配し、仲良く頑張れば、みんなもっとハッピーになれるでしょうね。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/03/07
No.335 春のウキウキ気分がとても辛いのです。

 「暖かくなって周囲の人が華やかに活気付き始めるとこの時期は、私だけ置き去りにされたような疎外感を感じて、何だか気持ちが塞ぐのです。」 こんな相談がありました。

 春に向けてまちがいろづき始めると、行楽地も笑顔の人で賑わい始めます。一方で、そんな場所に出掛けると、逆に何だか気持ちが沈んで、人波にどっと疲れたり、息苦しくなって手に汗握っていたり、不安が募って楽しめない、という方も少なくないのではないでしょうか。そしてこういった気持ちの塞ぎを、「昔から賑やかなのは嫌いだから」等のように、性格の問題に決め付けて放っておいたりしてはいませんか?

 実はそんな場合こそ、軽度のうつ病やパニック障害、不安障害などといった「こころ」の不調を抱えてしまっているケースが少なくないのです。頭痛やめまい、背中の痛み、動悸などの症状が伴っていれば要注意。せっかくの行楽シーズンを楽しく過ごすためにも、その気持ちの負担をご自分だけで抱え込まず、専門医のアドバイス、ぜひ受けてみて下さいね。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/03/06
No.334 お腹の痛みや吐き気に悩まされていませんか

 会社に行こうとしたり、苦手なことをしなくてはならないとき、腹痛や吐き気に襲われてしまうという経験はありませんか。事務職が向いているのに営業に配属されてしまい、辛い症状が現れてしまう場合は適応障害の可能性があります。 また、電車に乗ると息苦しくなったり、ドキドキしたりめまいを起こすのではないかという予期不安に襲われ吐き気や腹痛を起こして電車に乗れなかったりする場合はパニック障害の、会議など人前で話をしなければならないというプレッシャーから、息切れやトイレに行きたくなるなどの不安発作によりお腹が痛くなるなどの社会不安障害のケースもあります。

 心の病気が原因で、家を出る段階から腹痛を起こすこともあるようです。また、統合失調症の場合、近所の人に見られていたり、悪口を言われているのでは、陥れようとしているのではという被害妄想などから腹痛を起こし、外出できなくなってしまうこともあるようです。

 背景にある心の病気の種類により対処法が変わり、症状を我慢して時間がたってしまうと改善まで時間がかります。心の病気が特別なことと思わず、体からのサインを見逃さず早めに専門科の受診をお勧めします。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/03/06
No.333 花粉症と「こころ」の病

 「毎年この時期になると花粉症の症状で気分も落ち込みがちになります。人によっては『スギ花粉』と聞くだけで憂うつになる人も。『こころ』の病と関係はあるのでしょうか」こんな質問を受けました。

 目がしょぼしょぼする。鼻水が止まらない、喉がいがらっぽいなどが花粉症の典型的な症状ですが、中には体がだるく頭が重い、仕事から帰るとやけに疲れる、気持ちがどんよりしていると感じられる方も少なくないはずです。

 しかし、本来の花粉症の症状と体のだるさや疲れやすいという症状は別の問題と考えてください。気分がなんとなく憂鬱である、楽しみにしている番組がつまらない、食欲がなくなる、不安になるという場合は、軽いうつ病や広場恐怖、パニック障害、不安障害などの「こころ」の病気が実は隠れていて症状に結び付いていることがあります。

 また、抗アレルギー薬には通常軽い抗不安作用や催眠作用があります。寝る前に服用しているにも関わらず、途中で起きてしまう、眠れない、不安感を覚えてしまう場合は「こころ」の病気がある可能性が高いので心療内科などを受診していただければ、症状が改善され過ごしやすくなります。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/02/28
No.332 いつも不安や心配を抱えてはいませんか

 「最近、胃の調子が悪いな、もしかしたらガンかも」と病院を転々としたり、家族が事故にあうのでは、車を運転したら事故を起こしてしまうのでは、もしかしたら気が狂ってしまうのでは、などといつも不安を感じてはいませんか。

 あまりにも心配の度合いがひどすぎたり、周囲からも異常に心配しすぎなのではと?と思われている場合、ただの「心配性」ではなく「不安障害」の可能性があります。これにより集中力が低下し「物忘れがひどくなってしまった! もしかしたら若年性アルツハイマー症かもしれない」と思い込んでしまうこともあるそうです。また、親が先に亡くなってしまい自分が一人残されたといつも不安でいるなど、ある特定の事が気になる場合は「強迫性障害」の可能性もあります。

 心の病気が原因の場合、以前はこんなことは気にしなかったのにと、本人が気付く場合が多いといいます。また、本人がしんどいと感じたり、周りが振り回されることもあるようです。放置するとこじらせて体が動けなくなったり日常生活に支障をきたすこともあるので、ただの心配性か心の病気なのか、専門科できちんと見極め早めに対処すると改善も早いです。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/02/28
No.331 身体がズキズキ、なのに診断は「異常なし」?

 「身体のあちこちがズキズキ痛んで辛いので、整形外科で診てもらいました。でも結果は異常なし。『精神的なものかも』と言われたのですが。」こんな相談がありました。

 何だかとても腰が痛い、お腹が痛い。この寒さのせいかしら・・・。とりあえず整形外科や内科を受診したところ結果は何と異常なし。「エッ、こんなに痛いのに」と、診断に驚かれる場合があるかもしれません。そんな時は「こころ」の病気を疑う必要がありそうです。

 レントゲンや胃カメラで検査して診るのは痛みを感じるその部分。そこに異常がなければ、いくら痛くても原因は特定できません。ところが身体表現性障害や疼痛性障害等の「こころ」の病気では、痛みを伝える神経やそれを感じる脳そのものの不調によって痛みや気分の不快さを感じる場合があるのです。これらの治療にはお薬を使います。また原因となるストレス等を軽減するため、認知行動療法を用いる場合もあります。もし原因不明の痛みがあれば仕方ないと放置せず、ぜひ専門医を訪ねて下さいね。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 08/02/28
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