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こころのはなし

No.1051〜1060

No. タイトル No. タイトル
No.1059 心の病と薬の上手な付き合い方 No.1060 子どものわがままへの対処
No.1057 否定的な夫の言葉に傷ついている No.1058 頼みごとを断れない
No.1055 学校に行きたくない No.1056 健康情報番組を観るのが怖い
No.1053 「爪かみ」など何気無い癖に潜む危険とは? No.1054 心の病と薬の上手な付き合い方
No.1051 自己啓発にハマる婚約者が心配 No.1052 春に長引く 下痢・便秘は要注意

 

1060 子どものわがままへの対処

「最近、子どものわがままがひどくなり困っています。どのように対処したらいいでしょうか。」30歳・女性からの相談です。

ご相談者は、半年前に女児を出産しましたが、その頃から上の子(4歳・女の子)のわがままがひどくなったと感じているそうです。

例えばお気に入りの服を着せてもらわないと「外に行きたくない」と泣き叫んだり、お気に入りのタオルを洗濯のために取り上げようとすると激しく拒絶するそうです。ご相談者は、「妹ができて不安なのかもしれないが、言う事を聞きすぎるとわがままな子どもに育つのでは」と心配し、「どのように対処すればよいか悩んでいる」と言います。

このケースでは、ご相談者に子どもの「わがまま」について誤解があるようです。服やぬいぐるみ、タオルなど、子どもには誰しも「お気に入り」があります。これらは「移行対象」と呼ばれ、母親から精神的な自立を果たす過程で誰もが手にするものです。子どもにとってそれらの服やタオルは「母親代わり」ですから、取り上げようとすれば激しく拒絶するのは当然です。もしそれ以外に気になることがなければ、全く心配することはありません。

こうした説明を聞いても納得できない場合は、むしろご相談者が育児ノイローゼなどの心の問題を抱えている可能性もあります。気になることがあったら、早めに専門家にご相談下さい。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/06/21

1059 心の病と薬の上手な付き合い方(1)

うつ病などの心の病で用いる薬物療法について、2回にわたってお話ししましょう。

薬物療法で注意する点は何でしょうか。

病気の種類と程度、状態、年齢、性別、発症歴などにより、薬の種類、量、投与期間が異なります。これらの組み合わせにより、ある程度はガイドラインに沿って薬物療法を行っていきますが、薬の効き方にも個人差があるので一人ひとりに合わせた対応が必要です。

効果がない場合はというと、薬の効果を測る目安は、症状が改善しているかと言うことです。ところが、薬には即効性のあるものばかりでなく、時間をかけて効果を得る場合もあります。「効かないから」と服用をやめてしまう人も多いのですが、「最初は副作用の有無を調べ、だんだん量を増やしてようやく効果の出る薬です」など医師から再度、薬の説明をすることもあります。

副作用のある場合は、薬を飲んで頭痛、吐き気、ふらつき、強い眠気などがある場合は無理に継続しないで一旦服用を中止し、相談してください。薬を上手に使えば、快適に日常生活を過ごせる場合も多いです。じっくり自分に合った薬の種類や量を医師と一緒に決めていきましょう。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/06/14

1058 頼みごとを断れない

「他人に頼まれると、断ることができません。優柔不断ではっきりものを言えない性格をなんとか改善したいのですが」41歳・男性からの相談です。

職場でも頼まれるとつい仕事を引き受けてしまい、それを分担したり人に任せることが出来ないというご相談者。先月は同僚にゴルフに誘われ、すでに家族と出かけると予定が入っていたのに「行く」と返事をしてしまったそうです。

他人からの依頼や誘いを断ることができないのは、責任感が強く他人との関係を大事にする人に多く見られます。しかし実現できないのに引き受けると、かえって関係の悪化につながることもあります。まずはこうした自分の思考パターンをチェックして下さい。 断った方が、確実だと分かれば、いざと言う時は断ることができると思います。

それでも修正できない場合、様々な原因が考えられます。幼少期の体験などがもとで断ることに強い恐怖を感じている、「何とかなるはず」と自分を過大評価してしまう、家庭よりも仕事や職場を優先してしまうワーカーホリック(仕事中毒)の可能性もあります。また不安障害やうつ病といった心の病気が背景にある場合も、判断そのものが面倒になったり困難になり、結果的に優柔不断になります。

いずれにしても、カウンセリングを受けるなど、一度専門家に相談することをおすすめします。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/06/14

1057 否定的な夫の言葉に傷ついている

「夫が否定的な言葉ばかり投げかけてきて我慢できません。今後どのように向き合ったらよいでしょうか。」38歳・女性からの相談です。

ご夫婦は結婚10年目、ご婦人が家業の洋菓子店を継ぎ、最近、ご相談者もお店を手伝うようになりました。しかしご相談者がミスをすると「何度言ったら分かるんだ」「普段何も考えていないからだ」など全面的に否定してくるため、「深く傷ついている、今後夫とどう向き合ったらよいか分からない」とおっしゃいます。

こうしたことは自営業の現場ではよく起こります。長く仕事に携わってきたご主人とご相談者では、知識や技能に大きな差があります。しかしご主人にはごく当たり前のため「できないのはサボっているからだ」と決めつけてしまうのです。また注意すれば改善すると考えているため、否定的な言葉をぶつけてしまいます。 まずご主人は、厳しく叱ると相手は傷つき、かえって事態が改善されないことを知るべきです。またご相談者は直接反論してもあまり効果はありませんから、両親や先輩など、ご主人が意見を聞きやすい第三者から「仕事に慣れるには時間がかかる」ことを伝えてもらうことが得策です。

ご夫婦にとって本当の目的は、よりよい製品をお客さんに届けることのはずです。その目的を共有し、お互いにカバーし合える関係を築いていきましょう。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/06/07

1056 健康情報番組を観るのが怖い

50代の主婦の方から「健康情報番組を観るたび、その病気にかかっているようで、ドキドキして観ていられなくなる」と、相談を受けました。

このように不安の強い方は、何らかの心の病気にかかっているか、かかり始めている可能性があります。

健康情報番組で紹介したある疾患に対し、「自分はこの病気かもしれないと考えることはあっても、すべての病気にかかっていると感じることは、普通はありません。ちょっとした不安や体の異常を感じた場合、「自分は大病にかかっている」と過敏になる人は、心気症性障害など、心の病の可能性が高いと思われます。

特に、番組を観るだけでドキドキして疲れてしまうのであれば、他の不安障害にかかっている場合もあるので、専門家への受診をおすすめします。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/06/06

1055 学校に行きたくない

「今のクラスで完全に「浮いて」しまっていて学校に行くことが苦痛です。」16歳・女性からの相談です。

クラス替えで仲の良かった友人と離れてしまい「今のクラスに居場所がない」と言うご相談者。クラスの中心的グループから雑用や生徒会の役を押し付けられることもあり、学校に行きたくないと言います。最近では学校に行こうとすると、毎朝、腹痛や頭痛がしているそうです。

中学・高校生、特に女子学生にとって、どこかのグループに所属することは学校生活に大きな意味があります。ご相談者が孤立していることは、相当なストレスだと思われます。

この場合まず取り組んでほしいのは、一方的な受け止め方を少し変えてみることです。ご相談者は、「クラスの中心的グループから雑用や生徒会の役を押し付けられている」と言いますが、役割を与えることで、居場所を確保してあげようという周囲の配慮かもしれません。新しい友人ができる可能性がありますから「やらされている」とばかり考えるのではなく、役職も進んでやってみて下さい。

ただ腹痛や頭痛と言った症状が長引いたり、受け止め方を変えることがどうしてもできそうにない場合は、うつ病や不安障害と言った心の病気が背景にあるかもしれません。 精神科や心療内科で早めにご相談することをおすすめします。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/05/31

1054 心の病と薬の上手な付き合い方

うつ病などの心の病に用いる薬物療法についてお話ししましょう。

薬を飲むことに抵抗があるという方がいます。

「副作用が怖い」「薬に依存性がないか」「人格が変わるのでは」など薬を飲むときに心配になるのは当然のことです。最近はインターネットなどで、さまざまな情報が氾濫しているため、ますます混乱し、不安を感じる人も多いかもしれません。

しかしながら、薬の効果や副作用は個人差があり、必ずしも自分に当てはまるとは限りません。薬は医師と商談の上、正しい用法・容量を守って飲めば快適に日常生活を過ごせるケースも多いです。不安や疑問は早めに相談を。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/05/31

1053 「爪かみ」など何気無い癖に潜む危険とは?

気が付いたら爪をかんでいる・・・。 そんな何気無い癖に潜む危険性についてお話ししましょう。

爪をかむなどの癖には何か原因があるのでしょうか。

特に若い女性に多い嗜癖(しへき)行動で、爪かみ、抜毛、唇や足の皮・頭皮をはぐなどさまざまですが、リストカットをはじめとする自傷行為に類するものです。何らかのストレス因子が原因であったり、単に癖になってしまってやめられないという人もいます。ひどい場合は爪が変形したり、頭髪が一部抜け落ちてしまったり、目立つこともあります。行為自体は単に癖である軽いものから、背景疾患(統合失調症、境界性パーソナリティ障害、うつ病、不安障害、摂食障害など)の症状の一部として現れている場合があります。

治療法は、背景疾患がある場合は、それぞれの疾患に合った薬物療法や精神療法を行います。一旦嗜癖化してしまうと、ストレス因子がなくなっても年数が経つほど改善するのが困難になります。指先、皮ふ、頭皮など体の表面には嗜癖による病のサインが表れていることがありので、特にお子さんの場合は家族が早めに気付いてあげることが大切です。

気になる場合は医師に相談をしてください。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/05/24

1052 春に長引く 下痢・便秘は要注意

新年度が始まったこの時期、注意したい下痢や便秘が続く症状。「過敏性腸症候群」についてお話ししましょう。

過敏性腸症候群とは、下痢、便秘、下痢と便秘を繰り返す主に3つのタイプがあります。ひどくなると通勤や通学、外出など日常生活に影響が出ることも。内科などで特に異常が認められず、お腹を調整する薬を処方されても改善されない場合、心因性の可能性があります。

この時期に注意したいのは、春は自分や家族の転勤、人事異動、進学など環境の変化が多い時期。変化に急激に対応しなければならず、心身への負担も大きくなります。環境に慣れて自然に症状が改善することもありますが、それがきっかけで、さまざまな心の病を引き起こす場合があります。

心の病が背景にある場合、治療法は? 多くの心の病で下痢や便秘などの自律神経症状が出るため、それだけでは背景疾患の特定はできません。例えば気分の落ち込みや不安感の有無など、それ以外に付随する症状や環境要因を見極めて背景疾患を特定し、それぞれに合った対応をすることが必要です。

まずは、早めの相談が早期改善につながります。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/05/17

1051 自己啓発にハマる婚約者が心配

「結婚を予定している男性が1年ほど前から自己啓発セミナーに通い出しました。態度や口ぶりが変わったうえ、受講料や教材などにお金を使うようになり、このまま結婚してよいか悩んでいます。」26歳・女性からの相談です。

婚約中の男性(28歳)が同僚に誘われて自己啓発セミナーに通うようになったというご相談者。婚約者は会うたびにセミナーの内容を熱っぽく話し、ご相談者が少しでも批判的なことを言うと激しく反論するそうです。さらに受講料などに数十万円のお金を使うようになったため「将来に希望が持てない」と言います。

宗教やギャンブル、アルコール、薬などの何らかの依存状態の人に「今すぐ辞めるべきだ」と言ってもほとんどうまくはいきません。

このケースでもご相談者は否定から入るのではなく、婚約者がなぜセミナーに行っているのか、じっくり聞いてあげてほしいと思います。婚約者にとって悩みを率直に話せるなど、居心地の良い場所なのかもしれません。ご相談者が真摯に向き合い、場合によっては専門科のカウンセリングなどを受けることで、状況が変化する可能性もあります。

またご相談者が多額の支出を気にしていますが、他の趣味や遊戯でも同様に支出することがあります。経済面など価値観そのものが受け入れられないのなら、結婚自体が難しいと言えるのかもしれません。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 14/05/24

 

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