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こころのはなし

No.931〜940

No. タイトル No. タイトル
No.939 思春期の息子の接し方が分からない No.940 家事をしてくれない夫に不満
No.937 眠りたいのに眠れない「不眠症」 No.938 誰かを嫌いになるととことん拒絶してしまう
No.935 初めての集団生活と分離不安障害 No.936 電車・バスに乗るとトイレが不安
No.933 友の死に涙が止まらない No.934 長期化する”ひきこもり”には・・・
No.931 子どもの前で夫婦喧嘩 No.932 幼児・児童期に多い”チック障害”(2)

 

940 家事をしてくれない夫に不満

「共働きですが、私の家事の負担が多く、『なぜ自分ばかり』と思うのに、それを言葉にすることができず夫に不満ばかりがたまっています。」33歳・女性の相談です。

共働きの家庭が増えて、同じような問題が多く起こっており、離婚に至るケースも少なくありません。

根本の原因として、家事の考え方が男女で違うということが挙げられます。男性にとって家事は、「楽しみ」の範疇で行うことが多い一方、女性にとって家事はあくまでも「仕事」です。

実際、家事にさく時間が1日3時間であれば1カ月に約90時間の残業をしているのと同じ計算になりますし、民間の家事サービスを利用すると、半日で数千円の料金が発生します。 男性は、家事がこれだけの負担を伴う「仕事」である、と認識することが大切です。女性も手伝ってくれないのは愛情がないからではなく、認識の差があることを理解しましょう。 ご相談者は自分の気持ちを言葉にすることをためらっている、とのことですが、不安を感じる状況が続くと循環器系の病気や鬱病など心の疾患にかかるリスクが増加します。健全な夫婦関係とご自身の健康のためにも、きちんと気持ちを伝えることをお勧めします。

場合によってはホームヘルパーサービスを利用するなどして、物理的に負担を減らす努力をされてはいかがでしょうか。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 13/03/23

939 思春期の息子の接し方が分からない

「中学2年生の息子が親をバカにしたような態度をとるようになりました。つい感情的に怒ってしまい、溝が広がっているように感じます。今後、親としてどう接したら良いでしょうか。」こんな相談がありました。

親をバカにした態度をとる子どもに感情的になり、家の中もギスギスした空気になる。ご相談者にとって深刻な問題だと思います。

しかしこうした出来事は、思春期のお子さんが親という存在を受け入れ乗り越える、「親離れ」の過程で必ず起こることなのです。

お子さんの成長に伴い、それまで「完璧な存在」だと思っていた親にも、色々な欠点があることが見えるようになります。その上、相手の感情に配慮した言動はできませんから、少しでも自分の知識が勝っている分野があったりすると、親をバカにした態度を取ることも少なくありません。

ただこうした時期を過ぎれば、やがて親にも自分にも様々な側面があることに気づき、大人同士の関係を築くことができるでしょう。

ご相談者は感情をコントロールできないことを悩み、親としての自信も失いかけておられるでしょうが、子どもにきちんと向き合い心配するよいお母さんなのだな、と想像できます。

こうした年頃のお子さんとまともにやりあい過ぎると損ですから鷹揚な気持ちで向き合って下さい。数年経てばこんな時期もあったと笑いあえると思いますよ。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 13/03/16

938 誰かを嫌いになるととことん拒絶してしまう

「誰かを一度嫌いになると、とことん拒絶してしまい、職場でトラブルの原因となっています。もっとうまく他人と付き合いたいのですが。」36歳男性からの質問です。

仕事をしていると、上司から理不尽な理由で怒られたり、同僚のトラブルが自分に及ぶ、部下が指示を聞かない、など他人との関わりで嫌な思いをすることが少なくありません。また容姿や話し方、性格まで様々な要因で相手を嫌いになってしまうこともよくあることです。

まずは他人の「一部の要因」に過大に目を向けてしまっていることが問題ですので、これらは人が持つ様々な側面の一つに過ぎないことを確認することが大切です。そして、その人との共通点を見つけ(趣味や家族の話をしてもよいでしょう)、相手も自分とあまり変わらないのだと認識すると気持ちが楽になります。

ただこうした常識的なアドバイスは十分に分かっているのに、実行に移すことができない人も多くいます。

批判や非難を受け入れられない、一度怒られると「また怒られるのでは」という思いが大きくなってしまう場合は、「非定型うつ病」や「自己愛性パーソナリティ障害」「妄想性障害」など心の病が背景にある可能性もあります。

どうしても自分の心をコントロールできない場合は、専門家に相談されるとよいでしょう。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 13/03/09

937 眠りたいのに眠れない「不眠症」

「眠れなくて睡眠導入剤が手放せない」など、不眠で悩むことはありませんか。

不眠症とは、睡眠障害の一つで、床に就いてから入眠まで1時間以上の寝付きが悪い日が続く入眠障害、眠ってもすぐ起きてしまったり、目が覚めて2〜3時間眠れない中途覚醒、眠りが浅く疲れが取れない熟眠障害などタイプはさまざまです。年齢とともに不眠になりやすいといわれ、40歳以上は月に1〜2回眠れないと感じることがあっても心配いりません。週1回以上、または連続して3日以上よく眠れない状態が続いたり、日常生活に支障が出るような時は注意が必要です。

眠れない原因は、騒音などの外的要因や身体的要因、心理的なストレスなどが考えられます。例えば、伴侶を亡くしたことなどがきっかけとなった場合、喪失感から軽いうつ病や不安障害などの心の病が隠れていることも、また、認知症の前駆症状として不眠になることもあります。

治療法ですが、常に睡眠導入時が必要な場合、薬に対する依存(常用薬依存)の可能性も。自分の判断で服用せず、不眠の原因を改善することが大切です。まずは専門医に相談してください。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 13/03/09

936 電車・バスに乗るとトイレが不安

「電車やバスに乗ったり授業に出ると「トイレに行きたくなるのでは」という強い恐怖を感じ、動悸がしたり汗が出たりします。」18歳男性からの相談です。

逃げ出せない場所にいると強い不安を感じ、激しい動悸や発汗がある・・・こうした症状は、典型的な空間恐怖を伴うパニック障害の可能性があります。

実は同様の不安で悩んでいる方は少なくありません。一度不安を感じると、電車やバスはトイレのある車両にしか乗ることができないため外出そのものを控えたり、授業や会議でもすぐ外に出ることができる後ろの席にしか座れないなど、普段の生活や仕事に支障が出ることもあります。

こうしたケースでは実際に尿意や便意を催すことが多くあります。まずは背景となる疾患がないか、専門科を受診することをおすすめします。その上で基礎的な疾患が無ければ、心理療法を行います。 治療は、不安のために避けてきた行動をあえて行うことで症状が出ないことを確認し、自信をつけていく行動療法(暴露反応妨害法と呼びます)と、抗不安薬や抗うつ薬などを処方する薬物療法を組み合わせたものが一般的です。

ご相談者はまだ若く、初めての発症だと考えられますので、十中八九、症状の改善がみられると思います。まずは専門科に相談されるとよいでしょう。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 13/03/02

935 初めての集団生活と分離不安障害

初めて集団生活に入った子どもに、環境の変化によるストレスはあるのでしょうか。入園前に知っておきたい子どもの心の病についてお話ししましょう。

朝、園の前でお母さんと離れたくなくて、吐くほど激しく泣き叫んでいる子がいますね。

初めて親元を離れる子が不安で泣くのは当然で、一週間くらいはそのような状況が続いても心配はいりません。また、子どもは消化管などの機能が十分でないので、激しく泣いたりすると吐くことも多いです。ただし、3週間以上続く場合は心の病が考えられるので注意が必要です。

ではどのような心の病が考えられるのでしょうか。 まず、母親や家族がいないと過剰に不安感が強まる分離不安障害が考えられます。頭痛、腹痛、吐き気などの身体的症状や赤ちゃんがえりやおねしょなども起きることがあります。 カウンセリングを受け、抗不安薬で多くは症状が治まります。また、孤立した行動が多い場合は発達障害の可能性も考えられます。その子にとって対応が分かっている家庭は快適な場所であるのに対して、初めての園では思い通りにいかず怖い場所と思い、登園を嫌がるケースも。この場合、園に理解を求め、不安感を取り除いていくことが必要です。

心配なときは、専門医に相談を。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 13/03/02

934 長期化する”ひきこもり”には・・・

“ひきこもり”は厚生労働省の定義では、「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6カ月以上続けて自宅に引きこもっている状態」。

社会的な要因で生じる場合もありますが、実は精神疾患が隠れていることも。

どのような疾患が考えられるかというと、統合失調症・うつ病・社交性不安障害などで、重傷な人ほど活動性が低くなり、長期化すると考えられます。背景にある精神疾患を特定し、治療に向けた努力がなされることでひきこもりが改善されるケースもあります。

本人が嫌がる場合は家族でも構いませんので、早目に専門医に相談してください。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 13/02/23

933 友の死に涙が止まらない

友人を失った直後に、事実を受け入れられず何も手につかなくなるのは、ごく自然なこと。大切な親しい友達の場合は、なおさら悲しみが深いですから、毎日思い出して泣き続けるのも、仕方ありません。悲しむべき時に涙がでるのは、健康の証とも言えます。

長ければ半年ほど泣き続けるかもしれませんが、その後、元気を取り戻せば問題ありません。

ただ、気分の落ち込みや不眠・食欲不振などがもっと長引いたり、当初より悪化しているようなら要注意。放置せず専門医を受診しましょう。

一方、心配なのは、悲しめない方です。我慢して悲しみを押し殺していると、集中力低下、物忘れ、頭痛、肩こり、下痢便秘、しびれ、めまいなど、体に症状が出ることがあります。早目の受診をおすすめします。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 13/02/21

932 幼児・児童期に多い”チック障害”(2)

この記事は、こちらからの続きです。

幼児期・児童期に多く見られる“チック障害”についてお箸する2回目です。

本人の意思に関わらず、肩が上がってしまったり(運動チック)、声が出てしまったりする(音声チック)チック障害。

どのような治療を行うかといえば、軽症の場合は、家族を含めてカウンセリングなどを行います。チックの多くは一過性で自然に治まっていき、慢性のチックも思春期を過ぎるころにだんだんと軽快していきます。重い症状があるチックやトウレット障害(多彩な運動チックや音声チックの両方が見られる)は、症状に合わせて薬物療法や行動療法などの心理療法を行っていきます。

チック障害で注意する点は、チックは合併症を発症しやすい点に注意が必要です。特に、トウレット障害は思春期ごろには耳をつんざくような奇声を発したり、大声で怒鳴る・物を壊すなどの“ブンガーアタック(怒り発作)”が続き、教室にいることが困難になるケースも見られます。一時的に学習障害。注意欠陥多動障害(ADHD)、強迫性障害、うつ病などを合併しやすいといわれています。合併症の発症を軽減するためにも、気になる症状があれば、早めに専門医に相談をしてください。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 13/02/16

931 子どもの前で夫婦喧嘩

「息子の高校受験をめぐり、子どもの前で妻と激しい口論をしてしまう。子どもへの影響が心配。」40代男性の質問です。

子どもにとって親は乗り越えるべき壁であるとともに、守ってくれる防波堤でもあります。ですので、夫婦喧嘩は、子どもを不安にさせるので好ましいとは言えません。 受験を控えた状況であれば、普段よりも不安になっていることが考えられますので、配慮が必要です。

とは言っても、互いに違う2人なので多少の行き違いや口論は避けられないでしょう。子どもがいるところでは喧嘩しないことを心がけるしかないのです。

また、受験する本人よりも、むしろ親が受験に一生懸命になっているケースも考えられます。子どもの受験について夫婦間で口論するということは、それだけ子どものことを真剣に考えている証拠でもあるので、落ち着いた時に、大切に思うがゆえに口論になってしまったことを子どもに諭すのも良いでしょう。

どんなに仲の良い夫婦でも多少の口論はあると思いますので、互いに分かりあって喧嘩を乗り越える姿を子どもに見せるのも良いと思います。

子どもの不安が増幅し、過呼吸・不眠・動悸・下痢・頭痛などの身体症状が出るようであれば要注意です。専門医に相談することをお勧めします。

ハートクリニック院長 浅井逸郎 13/02/16

 

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