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特定非営利活動法人「みちくさみち」

JR本郷台駅から歩いて10分ほど。横浜市栄区の鎌倉街道沿いに、山小屋風の瀟洒な造りのお店がありました。

お店の名前は「ぷらさんぬ」と言います。「楽しい」を意味するヒンズー語だそうです。お客さんにも私たちにも楽しい場であるようにと願いを込めて、ここで働くメンバーが命名しました。NPO法人「みちくさみち」が運営する「就労継続支援B型」の事業所です。  食パン、コッペパン、揚げパンに、おかずパン、菓子パン、クッキー、それにカレーが数種類。多彩な商品がずらりと並んでいます。一番の売れ筋は「カレーパン」(150円)。イートインのスペースもあります。

隣接する厨房で、毎日50種類のパンとカレーを手作りします。パン作りは「職人並みのレベル」を自負していて、生地をこねるところから水温・室温の管理、計量といった難しい作業まで、メンバーがしっかり当たります。1000個以上を製造する日もあるそうです。カレーはスパイスの調合から独自に行い、タマネギやニンジンは地元の農家から仕入れています。横浜市内のカレーコンテストで昨年、銅賞を獲得したのが自慢です。

「福祉系のお店だとは知らないお客さんの方が多いと思います。おいしいから、と来てもらっています」。施設長の大平由子さんが教えてくれました。

「ぷらさんぬ」(かつら工房・サンライズ)は、家族会が1989年に区内で始めた事業所でした。最初のうちは民家を借りて、内職を中心に仕事をしていたそうです。NPO法人になったのが2004年。そして5年前に、2つの事業所を統合する形でここに移ってきました。  今も2つの事業所の形態を残していて、メンバーの所属を分けています。パンを製造するのは「かつら工房」。その日の数量や販売先によっては、午前6時すぎから作業にかかることもあるそうです。もう一方の「サンライズ」は、毎朝メンバーの体調を見て仕事を決める仕組みで、カレー調理のほか、しおりや紙箱作り、領収書の仕分けといった業務を受け持っています。

「立ち仕事のパン作りは無理なメンバーでも、ほかに選べる仕事があります。幅広さが特徴です」と大平さん。計70人ほどが登録していて、毎日40人前後が出勤します。年齢は18〜64歳。20〜30代の女性が比較的多く、出席率も良いそうです。スタッフはパートを合わせて11人で、全員女性です。特にメンタル面を含めたメンバーの健康と衛生の管理に気を配っています。

モットーを尋ねると「働いて稼ぐ、が基本方針です。そのために必要な力を身につけることを運営の柱に据えています。いきいきと働くことができれば、生活リズムや体力やコミュニケーション力も備わってきますから」と力強い言葉が返ってきました。  力を入れているのは、昼食時に合わせたパンとカレーの出張販売です。栄区内の企業や役所、大学を中心に、遠くは横浜市中心部のみなとみらい地区まで、出向きます。常連客もいて30分ほどで2万円を売り上げることもあるそうです。お店の営業は月〜金曜ですが、土・日曜も地元のイベントの予定が入ることが多く、ほとんど毎日どこかで販売しています。  地域を意識した活動にも熱心です。たとえば年に1回、地元の子どもたちを対象に「食べてみたいパン」をテーマにした絵のコンテストを実施し、当選作を期間限定で商品化します。親たちが宣伝してくれて、結果的に顧客の掘り起こしにもつながっているそうです。

こうした戦略が奏功し、昨年からメンバーの時給制を導入しました。仕事によって1時間250円と300円。月に6〜7万円を受け取れるようにしていきたいといいます。  「みちくさみち」は、栄区内の福祉事業所とアーチストがタイアップして製品を生み出そうと進めている「egaoプロジェクト」の中心にもなっています。来春に専門のお店ができる予定なので、新しい商品の発信と販路拡大が期待できそうです。

「メンバーがここで働いていることを堂々と言えるようになるのが目標です」。大平さんは新たな展開に意欲を燃やしています。

(ライター・小石勝朗)

【施設情報】

概要

所在地 神奈川県横浜市栄区鍛冶ケ谷2-31-7

電話 045-891-5190

ホームページ http://mitikusamiti.net/

時間

営業時間 10:00〜16:00

作業時間 基本は9:30〜15:00

メンバーごとに異なります。毎日決まった時間に出勤するきまりです。ただし、パンの場合は、その日の販売先や製造数によって出勤時間が変わり、残業することもあります。

営業日 月〜金曜。土・日曜に地元のイベントでパンを販売することもあり。連続勤務は5日まで。

作業内容

パンやカレーの調理、販売、しおりや紙箱作り、領収書の仕分けなど。

工賃

仕事によって、時給250円〜300円

昼食

まかないあり(有料)

利用者

登録者数 70人

1日の利用者 40人程度/日

年齢層 10〜60代

男女比 男性6:女性

対象

一般企業や、就労継続支援A型での就労が難しい人。あるいは一定年齢に達している人などで、就労の機会を通じて生産活動にかかる知識・能力の向上や維持が期待される人。就労や社会参加に向けた準備をしている人。

登録手続きの流れ

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職員配置

11人

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