こころの病気(専門編) |ハートクリニック大船

悪夢・悪夢障害

診断基準:ICD-10

以下の臨床特徴は確定診断のために必須である。

  1. 夜間睡眠あるいはうたた寝から覚醒し、通常は生存、安全あるいは自己評価を脅かすようなひどく恐ろしい夢を鮮明かつ詳細に思い出す。覚醒は睡眠中いつでも起こりうるが、典型的には睡眠後半である。
  2. 恐ろしい夢から覚めると患者はすぐに意識清明となり、見当識をもつ。
  3. 夢体験自体およびその結果生じる睡眠の障害によって、患者は著しく悩まされる。

診断基準:DSM-5(過眠障害)

A.長引いた非常に不快な、詳細に想起できる夢が反復して生じる。その夢は、通常、生存、安全、または身体保全への脅威を回避しようとする内容を含み、一般的には主要睡眠時間の後半に起こる。

B.不快な夢から覚めると、その人は急速に見当識と意識を保つ。

C.その睡眠障害は、臨床的に意味のある苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。

D.その悪夢症状は、物質(例:乱用薬物、医薬品)の生理学的作用によるものではない。

E.併存する精神疾患または医学的疾患では、不快な夢の訴えの主要部分を十分に理解できない。

※参考文献

『ICD-10 精神および行動の障害 臨床記述と診断ガイドライン(新訂版)』(医学書院)

『DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル』(医学書院)

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