こころのはなし
こころの病気に関わるいろいろなお話を紹介します。
「こころの病」についての知識をはじめ、
バラエティに富んだ情報を提供するなど、
患者様はもちろんご家族など皆様との交流を目指すコーナーです。
「適応障害」ってどんな病気?⑧
双極性障害と適応障害
軽い躁が現れるⅡ型に多い。リズムが崩れるときに注意
II型は見逃されているケースがある
双極性障害とは躁状態とうつ状態を交互にくり返す障害で、I 型とII 型があります。I 型は激しい躁状態で、突然の起業や博打、株などで人生が破綻するほどの言動が現れます。一方II 型は「ふだんより調子がいい」程度の軽躁状態。基本的にうつ状態が長く、周囲も本人も気づきません。適応障害を起こし、初めてⅡ型だとわかる人も少なくありません。
生活リズムが崩れやすい仕事は避けるほうがいい
双極性障害の場合、気分に波があり、社会生活リズムが乱れることで躁、うつに転じます。またそのタイミングで適応障害も起こることもあります。そのため、生活リズムを崩さないように、ルーティンを一定に保ち生活すれば、発症を防ぐことができます。昼夜逆転するようなシフト勤務や、時差のある海外とのやりとりが頻繁にあるような外資系の仕事は向きません。双極性障害があるなら、仕事内容や環境を見直す際、生活リズムが崩れないことを第一に考えるとよいでしょう。
Ⅱ型の躁はわかりづらい
軽躁状態では
仕事が順調に進んだり、気分がよくなり、人との交流が盛んになったり、眠れなくても元気でいられたりする。本人も周囲も、とくに問題がないように見える。
うつ状態では
Ⅱ型は憂うつ感、疲労感などをともなう抑うつ状態が長く続く。軽躁に転ずる前に不安や自律神経症状が現れ、躁に達するとすぐに抑うつに戻ることが多い。
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こんなタイミングに注意する
1.結婚、転職で関係が変化したとき
結婚や転職、異動、出向などで、自分の役割が変化するようなときに調子を崩しやすくなる。
3.移動の手段や移動の時間が変わるとき
1、2のようなことがあり、通勤などの移動の手段や移動の時間が変わってしまうとき。
2.活動時間が不規則になったとき
シフト制の仕事、海外とのやりとりがある仕事などにつき、活動時間が変化してしまうとき。
4.睡眠リズムが乱れたとき
1、2のようなことがあり、寝つきがわるくなったり、早朝に目が覚めてしまったりするとき。
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□双極性障害の治療を受けて、決められたとおりに薬を服用する。
□対人関係上のストレスをできるだけ減らす。
□日々のルーティンを規則的に行えるような仕事を選ぶ。
□睡眠パターンを見直し、決まった時間に起きるようにする。
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※参考文献「『適応障害』って、どんな病気?」ハートクリニック理事長浅井逸郎監修 大和出版
軽い躁が現れるⅡ型に多い。リズムが崩れるときに注意
II型は見逃されているケースがある
双極性障害とは躁状態とうつ状態を交互にくり返す障害で、I 型とII 型があります。I 型は激しい躁状態で、突然の起業や博打、株などで人生が破綻するほどの言動が現れます。一方II 型は「ふだんより調子がいい」程度の軽躁状態。基本的にうつ状態が長く、周囲も本人も気づきません。適応障害を起こし、初めてⅡ型だとわかる人も少なくありません。
生活リズムが崩れやすい仕事は避けるほうがいい
双極性障害の場合、気分に波があり、社会生活リズムが乱れることで躁、うつに転じます。またそのタイミングで適応障害も起こることもあります。そのため、生活リズムを崩さないように、ルーティンを一定に保ち生活すれば、発症を防ぐことができます。昼夜逆転するようなシフト勤務や、時差のある海外とのやりとりが頻繁にあるような外資系の仕事は向きません。双極性障害があるなら、仕事内容や環境を見直す際、生活リズムが崩れないことを第一に考えるとよいでしょう。
Ⅱ型の躁はわかりづらい
軽躁状態では
仕事が順調に進んだり、気分がよくなり、人との交流が盛んになったり、眠れなくても元気でいられたりする。本人も周囲も、とくに問題がないように見える。
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うつ状態では
Ⅱ型は憂うつ感、疲労感などをともなう抑うつ状態が長く続く。軽躁に転ずる前に不安や自律神経症状が現れ、躁に達するとすぐに抑うつに戻ることが多い。
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こんなタイミングに注意する
1.結婚、転職で関係が変化したとき
結婚や転職、異動、出向などで、自分の役割が変化するようなときに調子を崩しやすくなる。
2.活動時間が不規則になったとき
シフト制の仕事、海外とのやりとりがある仕事などにつき、活動時間が変化してしまうとき。
3.移動の手段や移動の時間が変わるとき
1、2のようなことがあり、通勤などの移動の手段や移動の時間が変わってしまうとき。
4.睡眠リズムが乱れたとき
1、2のようなことがあり、寝つきがわるくなったり、早朝に目が覚めてしまったりするとき。
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□双極性障害の治療を受けて、決められたとおりに薬を服用する。
□対人関係上のストレスをできるだけ減らす。
□日々のルーティンを規則的に行えるような仕事を選ぶ。
□睡眠パターンを見直し、決まった時間に起きるようにする。
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※参考文献「『適応障害』って、どんな病気?」ハートクリニック理事長浅井逸郎監修 大和出版