こころのはなし
こころの病気に関わるいろいろなお話を紹介します。
「こころの病」についての知識をはじめ、
バラエティに富んだ情報を提供するなど、
患者様はもちろんご家族など皆様との交流を目指すコーナーです。
大切な家族が「適応障害」と診断されたとき読む本③
家族の対応と本人の気持ちのズレで症状が悪化しやすい
適応障害はいまいる環境に、本人には対処困難なストレス因子があるために起こります。軽傷で発覚しても、家族が初期対応を誤ると症状は悪化します。実際には家族の対応はさまざまです。解決を急ぐ人は「自分ならこうする」と自分の解決策を押しつけがちです。問題を軽く捉える人は「そんなことはほうっておけば治る」と、突き放してしまうことも。心配性の人は「大丈夫?」などとかまいすぎてしまいます。こういうことが続くと、家庭がストレスの場になってしまいます。
わが子やパートナーが突然適応障害になったら驚き、戸惑うものです。家族は自分なりの問題解決方法で本人の問題を解決しようと試みます。しかし、その方法は健康な人にとっての解決法です。すでに病気になっている本人の気持ちと家族の気持ちには大きなズレが生じています。
適度に関心を向けながら極力普段通りに過ごしてみましょう。「ほどよい」関係でのケアが、患者さんにとって必要なのです。
本人を攻撃
適応障害になった本人に対して、いら立ちや怒りを覚えて責めるようになる。
ご家族はいったん冷静になり、これまでをふり返ったうえで、家族としてなにができるかを考えていきましょう。
強い自責
適応障害になったのは自分がわるいからだと、自分のことを責めるようになる。
※参考文献「大切な家族が「適応障害」と診断されたとき読む本」ハートクリニック理事長浅井逸郎監修 大和出版
家族の対応と本人の気持ちのズレで症状が悪化しやすい
適応障害はいまいる環境に、本人には対処困難なストレス因子があるために起こります。軽傷で発覚しても、家族が初期対応を誤ると症状は悪化します。実際には家族の対応はさまざまです。解決を急ぐ人は「自分ならこうする」と自分の解決策を押しつけがちです。問題を軽く捉える人は「そんなことはほうっておけば治る」と、突き放してしまうことも。心配性の人は「大丈夫?」などとかまいすぎてしまいます。こういうことが続くと、家庭がストレスの場になってしまいます。
わが子やパートナーが突然適応障害になったら驚き、戸惑うものです。家族は自分なりの問題解決方法で本人の問題を解決しようと試みます。しかし、その方法は健康な人にとっての解決法です。すでに病気になっている本人の気持ちと家族の気持ちには大きなズレが生じています。
適度に関心を向けながら極力普段通りに過ごしてみましょう。「ほどよい」関係でのケアが、患者さんにとって必要なのです。
本人を攻撃
適応障害になった本人に対して、いら立ちや怒りを覚えて責めるようになる。
強い自責
適応障害になったのは自分がわるいからだと、自分のことを責めるようになる。
ご家族はいったん冷静になり、これまでをふり返ったうえで、家族としてなにができるかを考えていきましょう。
※参考文献「大切な家族が「適応障害」と診断されたとき読む本」ハートクリニック理事長浅井逸郎監修 大和出版