こころのはなし
こころの病気に関わるいろいろなお話を紹介します。
「こころの病」についての知識をはじめ、
バラエティに富んだ情報を提供するなど、
患者様はもちろんご家族など皆様との交流を目指すコーナーです。
マンガでわかる適応障害⑦
リラクセーション法:漸進的筋弛緩法(ぜんしんてききんしかんほう)
治療終了後も自分で上手にストレス解消できるようにリラクセーション法をお勧めしています。漸進的(少しずつ、徐々に)上腕、背中、肩、首、顔、腹部などと身体の筋肉を順番に脱力させていきます。全身の筋肉を完全に脱力させるために各部位をいったん緊張させ、一気に弛緩し、脱力していきます。
ステップ1部位に力を入れる
特定の部位の筋肉を緊張させる(6~7 割の力の入れ具合)。そのまま10秒キープ。
ステップ2一気に緩める
10 秒経ったら力を抜く。そのときじわーっと脱力する感覚を 15~20 秒間味わう。
ステップ3全身で行う
1〜8の部位についてstep1、2が終わったら、最後に全身に力を入れて10秒緊張させる。その後ゆっくり力を抜いて、15~20秒脱力し、じわーっとした感覚を味わう。
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※参考文献「マンガでわかる適応障害」ハートクリニック理事長浅井逸郎監修 大和出版